自由帳

Ask perfection of a quite imperfect world.

11/06/2016: EOE

言ってしまえば長期の海外出張であった。当然クソ途上国に単身で。コンプラ上この事実をここに載せていいのかはよく分からないが、暢気に写真付きでネットの海に流した(しかも何を思ったかご丁寧にプロフィールに社名を載せた上で)ポンコツも我が社にはいるらしいし多分セーフだろう。滞在中は右も左も分からないような状況でひたすらもがいて鬱々としていた。N時間という絶妙な時差で早朝に東京から入る進捗報告とマイルストーン確認のための電話とプレッシャー、何等カタチを持たない上からの「指示」、誰かに教えてもらわなければやるべき行動もなかなか定められない自分への苛立ち、何というか漠然とした不安感。特にある訳でもない成果。伝わらない/伝わってこない言語。宿に戻ってきても憔悴し切ってTwitter位しかできることがない。行動すれば気分は前向きになるとよく言われるが、強迫観念に基づいた行動に何も付いては来ないし、逆効果という感覚さえあった。逃げたいと思った。逃げちゃ駄目だとも思った。アイドルアニメソングを服用して強制的に前を向く。 やるべきことがあるのにも関わらず諸々の「お付き合い」に時間を浪費し溜息を吐きながら帰ってきたある夜、ベッドに転がりながら虚ろな目でTLを眺めていたら、こんなツイートが目に入った。

https://twitter.com/dragoner_JP/status/734022672078635009

超いい話。人間たるものこうでなくてはならない。一つの人格が巨大な存在の掌によって握り殺されるのを見て拍手する奴はどう考えたって人間じゃない。みんな人間になろう。僕と同類の人は絶対少なくないと思うのだけど、他人との関わりの中でもうどうしても無理だってなって鬱々としているときほどエヴァンゲリオン旧劇場版を観たくなる。中学時代のインパクトはそれくらい大きいということか。「助けてよ」って言って手酷く拒まれたい。拒否と表裏一体の受容をされたい。因みに僕は上記ツイートで言及されている式波・アスカ・ラングレーに関しては様々な理由で特に思い入れはない。彼女のことを僕は式波アスカと呼んで決してアスカとは呼ばない。

特にまとまりもなく言いたいこともあるわけではないが、帰ってこれてよかった。日本最高、おうち最高。酒はもう十分入っているので今からEOEを観る。駄文失礼。